【自作はコスパ良し?】自作PCとBTOどっちがいいの?【比較検証】

自作PCに興味があるけどBTOとどう違うの?という方もいらっしゃると思います。
そこで、この記事で自作PCとBTOの違いを解説していきます。

この記事を読んで、自作をする前にBTOと自作どちらが自分の向いているのか考えてみましょう!

自作PCとBTOはどう違う?

~コストの比較~

自作PCはコスパがいいと聞いて自作に興味を持った方もいると思いますが、本当にそうなのでしょうか。実際に価格について、パソコン工房のセール中で3万円引きになっていたコンパクトゲーミングPCの「LEVEL-C066-LC127-SAX 」と同様のスペックのパソコンを自作する場合を比較していきたいと思います。

LEVEL-C066-LC127-SAX [Windows 11 Home]
(2023年2月時点)
PC構成 パーツ内容 自作PCパーツ価格
CPU Core i7-12700 45,980円
CPUクーラー 120㎜簡易水冷クーラー 7,760円
OS Windows11 Home 64bit 15,680 円
マザーボード Intel B660 Mini-ITX 19,800円
グラボ GeForce RTX 3060 Ti 8GB GDDR6 63,800円
メモリ DDR4-3200 16GB(8GB×2) 5,780円
SSD M.2SSD(NVMe/PCIe3.0)500GB 6,880円
電源ユニット 700W電源80+BRONZE認証 8,856円
PCケース mini-ITX対応ケース 12,980円
マウス 光学式マウス(有線USB接続) 500円
キーボード 日本語キーボード(有線USB接続) 1,000円
納期 1~2週間 パーツが届いてから組み立てるまで
総額 189,800円(税金/送料込み/セール価格) 189,016円

表を見ると、自作PCとBTOではその差は数百円とほとんど同じ価格になっています。もちろん、BTOはセール価格なので、本来は自作のほうがコスパはいいということになります。しかし逆に考えると、セール中であればBTOでも十分コスパがいいということです。パソコン工房の場合はポイント還元などのキャンペーンが開催されていると、よりお得に購入することができます。

特にこの「LEVEL-C066-LC127-SAX」はコンパクトサイズのPCなので、自作で同じサイズのPCを組もうとすると小さいので少し難しくなります。

とりあえずパソコンが買いたい!という方はセール中のBTOパソコンを選ぶのがおすすめですね。12月末~4月が年末年始や引っ越し時期なので特にセールが多いので狙い目です。

基本的には自作のほうがコスパが良いですが、セール中の場合はBTOも自作と同じかそれ以上にコスパが良い場合もあります。
コスパが良さそうだから自作しようと考えている方には、セール中のBTOパソコンがおすすめですね。

~時間の比較~

PCが実際に使用できるようになるまでにかかる時間について比較していきましょう。

PCを自作する場合はある程度、時間が必要になります。人によりますが筆者の場合、パーツの厳選に数日~数か月(欲しいパーツの入荷待ちで時間がかかる場合がある)、パーツが届くまで1~3日ほど。さらに組み立てと動作検証に数時間~丸1日以上自分の時間を使うことになります。

自作知識がない場合は、パーツや組み立て方について勉強する時間も必要になるのでもっと時間がかかってしまいます。

対してBTOの場合、コスト比較で挙げたパソコン工房の「LEVEL-C066-LC127-SAX」は納期が1~2週間と少し遅くなっていますが、短納期パソコンや即納パソコンであれば1~3日で届きます。ドスパラやLenovoなども、2~3日で出荷されるものが多いです。

特にBTOの場合は、自分が欲しいスペックのPCを選んでポチるだけです。自分の時間をほとんど使わずに手元に完成品が届きます。とにかく早くパソコンを使いたいという方は、BTOのほうが手っ取り早いですね。

自作する場合は組み立てや動作検証での拘束時間がどうしても発生してしまいます。対して、BTOは安定動作する完成品がすぐに手元に届くので拘束時間はありません。

時間的に余裕がない人、早くパソコンが欲しい人はBTOを選ぶのがおすすめですね。

リスクの比較

自作とBTOのリスクについて比較していきます。

まず、PCには不具合のリスクがあります。自作の場合は、不具合があるパーツ自体に保証(CPU:3年、電源:10年、メモリ:無期限など)があり、パーツ交換自体は可能です。しかし、どのパーツが原因なのかを自分で突き止める必要があり、PCに関する知識や、予備パーツを持っていなければ原因の特定は非常に難しいです。また、自作パーツに関しては、初期不良のリスクもあります。

特に初めて組み立てたPCが正常に起動しない場合、パーツの初期不良なのかどうかの判別も大変です。

対して、BTOは基本的に1年保証がついています。追加料金を支払うことで1~4年ほど延長することが可能です。BTOの場合、保証期間内であればメーカー側で原因を特定して、修理・交換など対応してくれます。

BTOであれば、出荷前に正常起動が確認されたPCが送られてくるため、初期不良の可能性もほとんどありません。

自作には自身での不具合対応や初期不良のリスクがある

保証期間は自作パーツのほうが長いというメリットがありますが、自身での不具合対応が必要なことを考えるとデメリットもあります。
対して、BTOは保証期間内であれば、ほぼノーリスクでPCを使用することができます。

自身での不具合対応が面倒な方は、BTOを選ぶほうが良いです。

カスタマイズ性の比較

最後にカスタマイズ性について比較していきましょう。

BTOメーカーの中にはセブンなどカスタマイズ性の高いメーカーありますが、やはり自作PCの醍醐味である圧倒的なカスタマイズ性の高さには勝てません。ケースのデザインにしても中が見える透明なものやケース自体が光るものなど様々です。基本的にどのメーカーのパーツでも規格さえ合っていれば使用可能になります。

自作では好きなパーツを光らせたり、省エネ高性能のPCを組んでみたりとBTOにはない独自のスペックのPCを作ることもできます。

まとめ:改めて比較すると自作にメリットは少ないが…

自作とBTOを比較すると、このようになっています。

自作とBTO比較
項目 自作 BTO
コスト 基本的にコスパは良い セール中はBTOのほうがコスパが良い場合も
時間 1週間~ 納期次第だが2~3日で届く
リスク 初期不良や不具合対応あり ほぼノーリスク
カスタマイズ性 最高 低い


実際のところ、自作に向いているのはパーツ選びや組み立て、動作検証や不具合対応など、自作に関する手間を楽しめる人だけです。

自作すること自体に興味がある方は自作、それ以外の方はBTOを選択するのが1番ですね。

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